LIVE SOUND METER / 使い方・ガイド
オンライン騒音計の精度とマイクの調整方法
推定値の意味、基準となる騒音計との合わせ方、測定誤差を減らすための確認事項をまとめました。
未調整の値が端末によって違う理由
ブラウザが受け取るのはマイクのデジタル信号であり、校正済みの音圧測定値ではありません。感度、入力ゲイン、端末内の音声処理によって値が変わります。初期設定の100 dBの補正値は表示のための仮定で、実測したマイク感度ではありません。絶対的な音の大きさとは大きくずれる場合があります。
基準となる騒音計がなければ、同じ端末と設定で音の変化を比較してください。静かな部屋や会話を、デシベル早見表の例に無理に合わせないでください。
信頼できる騒音計に合わせる手順
A特性で測れる騒音計と、音の大きさが安定した音源を使います。音が落ち着いてから、次の手順で比較してください。
- 2つのマイクを近くに置き、どちらもふさがないようにします。音源からの距離と向きをそろえてください。
- 音源の設定を変えずに、30〜60秒ほど測定します。
- 「マイク・詳細設定」から「基準値で調整」を開き、基準となる騒音計の平均値を入力します。
- 調整値を保存し、別の適度な音量でも比較します。差が大きい場合は原因を確認してください。1つの音量で一致しても、すべての条件で正確になるわけではありません。
保存した調整値が変えるもの
調整には、直近10秒間の有効な信号のエネルギーから求めた平均値を使います。測定開始から5秒以上で操作でき、10秒未満の場合は取得済みの短い範囲を使います。算出した1つの補正値は今回の測定全体に適用され、同じブラウザ、入力機器ID、サンプリング周波数、周波数重み付けの組み合わせで保存されます。
調整画面の「調整を解除」で初期設定に戻せます。マイク、入力ゲイン、音声処理を変えた場合は再確認してください。ブラウザの保存データを消した場合や、入力機器IDが変わった場合も設定が引き継がれないことがあります。1つの基準点での調整では、周波数特性の偏りや信号の飽和は直せません。
値が予想と違うときの確認
数値を調整する前に、測定条件を確認しましょう。補正値を変えるだけでは、次の問題は解決しません。
| 気になる状態 | 確認すること |
|---|---|
| 端末を持ち上げると値が変わる | 安定した場所に置き、手で触れる音やマイクのふさがりを避けます。 |
| 扇風機の近くで値が大きく変動する | マイクに風が直接当たらないようにし、距離を一定にします。 |
| 音が大きくなっても値があまり変わらない | 選択した入力、システムのゲイン、音声処理の警告、飽和の有無を確認します。 |
| 繰り返すと結果がそろわない | 背景音、音源の設定、マイクの位置が変わっていないか確認します。 |
専用の測定機器が必要な場面
このツールはIECの騒音計クラス認証を受けた機器ではありません。職場の基準適合、医療、法的判断には、適切に校正された機器と専門的な手順が必要です。身近な音の変更前後を比べる場合は、以下の比較手順を参考にしてください。
最終確認日: 2026年10月22日